Facebook Reelsの企画を考えるたびに似た動画ばかり表示され、顧客が今どんな切り口に反応しているのか分からないとお困りではないでしょうか。担当者個人の視聴履歴だけを参考にすると、会社の顧客像から調査結果がずれてしまいます。
原因は、推薦フィードが過去の視聴時間、反応、フォローなどから個人向けに最適化される一方、調査目的や見たいテーマを明示しにくかったことです。新機能を使っても、自社投稿の配信先を直接操作できるわけではない点にも注意が必要です。
この記事では、FacebookのYour Algorithmを調査用フィードの整理に使い、顧客像、競合観察、Reels企画、公開後の検証を混同せずに進める方法を解説します。
株式会社ラクボは、デジタルマーケティング・DX支援の広告代理店として、SNS運用、動画制作、広告運用、業務自動化などの課題に向き合ってきました。10年以上のデジマ経験を活かし、機能紹介で終わらない実践的な運用手順をお届けします。
Your Algorithmは自分の推薦内容を言葉で調整する機能

Your Algorithmは、FacebookのFeedとReelsで見たい話題を追加・管理し、『興味がある』『興味がない』の後に自然な言葉で好みを伝える機能です。Metaは2026年10月13日の公式発表で、入力した関心に応じて推薦がリアルタイムに変化すると説明しています。
企業運用で大切なのは、これは自分が見る推薦内容を整える機能であり、自社Reelsのリーチを上げる設定ではないと理解することです。『このテーマを登録すれば投稿が伸びる』とは考えず、調査する素材の範囲を整える補助機能として使います。
利用可能範囲は段階的に広がる可能性があります。画面に機能がない場合は、別アカウントや外部ツールで無理に再現せず、従来の検索、保存、視聴メモで同じ調査目的を続けます。
調査用アカウントと顧客像を混同しない

調査には、社内で承認した調査用アカウントを使います。個人の私生活の関心と会社の調査を混ぜず、対象業種、顧客の悩み、購買段階、除外テーマを一枚の調査票へ書きます。パスワード共有は避け、利用者と期間を記録します。
入力する関心は『中小企業の採用』のような広い語だけでなく、『採用面接で候補者が不安に感じること』『入社初日の準備』のように場面まで具体化します。一方で、競合名、政治、医療など慎重な扱いが必要なテーマは、調査目的と社内ルールを先に確認します。
MetaのReels推薦の技術解説では、視聴時間や反応だけでなく、利用者の直接的なフィードバックを活用する考え方が紹介されています。それでも表示結果は市場全体の代表値ではないため、顧客インタビューや自社データの代わりにはしません。
推薦結果をReelsの企画メモへ変換する

推薦されたReelsは、そのまま模倣せず、冒頭の問い、視聴者の悩み、実例、証拠、尺、画面構成、CTAへ分解します。保存理由を一行で残し、単に再生数が高そうという判断だけで企画へ入れません。
次に、同じ悩みへ自社が提供できる独自情報を足します。現場の失敗例、手順、比較、よくある誤解などを加え、著作権のある映像、音源、台詞、構図をコピーしない企画へ変換します。顧客の質問を素材へ戻す方法は顧客の質問をSNSネタへ変える運用も参考になります。
AIには、調査メモの分類、重複企画の検出、台本の初稿までを任せます。事実、ブランド、権利、表現は人が確認し、SNS投稿の承認フローを通してから制作へ進めます。
7日間で仮説を試し公開結果で判断する

最初の7日間は、一つの顧客層と一つのテーマに限定します。初日に関心語と除外語を設定し、3日目に推薦の偏りを確認し、7日目に企画候補を三つへ絞ります。関心語を毎日変えると何が効いたか分からないため、変更日時も記録します。
公開時は三つを同時に量産せず、一つの基本企画から冒頭だけを変えた少量テストにします。測るのは再生数だけでなく、冒頭離脱、保存、コメントの具体性、プロフィール遷移、問い合わせです。調査フィードの変化と公開結果を分けて記録し、顧客反応が伴わない仮説は捨てます。
Reelsの企画調査、台本、制作、承認、公開後改善を一つの流れへ整えたい方は、ラクボのAI動画・SNS自動化支援をご覧ください。自社のテーマで7日間の試験を設計したい場合は、Reels企画調査の相談窓口でご相談いただけます。
