生成AIで動画案は作れるものの、ロゴ、色、字幕、権利、上長確認がばらばらで、結局公開まで進まないとお困りではないでしょうか。案が増えるほど、どの版が正しいか分からなくなる問題も起こります。
原因は、動画生成だけを速くし、企画、素材、ブランド、権利、承認、公開の流れを変えていないことです。プロンプトを増やしても、判断基準が後工程に残れば手戻りは減りません。
この記事では、Socialive Catalystの考え方を基に、一つの素材と公開先へ絞り、ブランド正本、権利、承認を先に決め、14日間でAI動画運用を評価する方法を解説します。
株式会社ラクボは、デジタルマーケティング・DX支援の広告代理店として、SNS運用、LINE施策、SEO対策、採用マーケティングなど、様々なマーケティング課題に向き合ってきた実績があります。10年以上のデジマ経験と専門知識を活かし、中小企業様から大手企業様まで、実践的で信頼性の高い情報をお届けします。
Catalystは動画生成より前に制作計画とブランド条件を整える

Socialiveは2026年9月、Catalystをプロンプト型のAI動画制作エンジンとして発表しました。利用者が作りたいものを説明すると、先に会話で制作計画を作り、必要な情報、素材、ブランド要件、クリエイティブ方針を確認してから生成へ進む構想です。
対象はゼロからの映像だけではありません。記事、レポート、プレゼン、ウェビナー、インタビューなど既存素材を動画や短尺クリップへ展開し、ブランドテンプレート、権限、承認、公開までを一つの流れで扱う方向が示されています。
ただし、早期アクセスや今後提供予定の機能を、現在すべて利用できる機能として扱ってはいけません。実画面で使える範囲、地域、契約、承認や監査履歴の提供状態を確認し、未提供部分は既存の人手レビューで補います。
一つの素材・視聴者・公開先を固定して試作する

試作対象は一つに絞ります。たとえば30分のウェビナーから、Instagram Reels向け45秒動画を1本作る、採用説明資料からYouTube向け60秒動画を1本作る、といった粒度です。複数媒体、複数人物、複数言語を同時に試しません。
入力票には、目的、視聴者、公開先、尺、主張、使用できる映像・写真・音声、禁止表現、CTA、公開期限を書きます。長尺から短尺へ展開する基本は動画をAIで再利用する方法に沿い、元発言と切り抜きの意味がずれない箇所を選びます。
完成条件も先に決めます。最初の3秒で対象者が分かる、字幕がスマホで読める、映像とナレーションが一致する、CTAが一つ、指定尺内というように観察可能な条件にします。見栄えが良いという曖昧な評価だけにしません。
ブランド・権利・承認を生成前後のゲートにする

ブランド正本は、承認済みロゴ、色、フォント、字幕位置、画面比率、語調、禁止表現を一つのセットにします。AIが似たロゴや読めない文字を作った場合は採用せず、登録済み素材を編集工程で使います。生成前の計画と生成後の実物を別々に確認します。
権利確認では、人物の顔・声の許諾、素材ライセンス、BGM、商標、引用、事実主張を確認します。既存動画との類似性やなりすまし対応はYouTubeの類似性検出後の対応手順も参考になります。
承認者には、変更点、使用素材、公開先、期限をまとめて渡します。修正コメントはメールやチャットへ散らさず、正本の版へ結び付けます。3つの冒頭案を比べる場合も、動画A/Bテストの準備方法のように仮説を一つだけ変えます。
14日間で再生成・承認時間・再利用成果を測る

14日間で同じ形式の動画を2本作り、手作業の基準と比較します。企画から初稿までの時間、再生成回数、編集時間、権利・ブランド差し戻し、承認待ち、公開後の視聴維持やCTA反応を記録します。生成本数だけを成果にしません。
再生成が多い場合はプロンプトを長くする前に、入力素材と完成条件を見直します。承認待ちが長い場合は、誰が何を確認するかを分けます。短時間で作れても、権利不明、ブランド逸脱、字幕切れが残るなら不合格です。合格した形式だけ次の媒体へ広げます。
企画から編集、媒体別展開、公開前QAまでを一つの運用へ整えたい方は、ラクボのAI動画自動化支援をご覧ください。自社素材で小さな試験を設計する場合は、AI動画制作フローの相談窓口をご利用ください。
