Google広告からAI Maxへのアップグレード通知が届いたものの、何が自動で変わるのか、今の配信を止めずにどう確認すればよいかお困りではないでしょうか。複数の検索キャンペーンを運用していると、対象の把握だけでも手間がかかります。
AI Maxは新しいキャンペーン種別ではなく、検索キャンペーンへ重ねる最適化機能です。検索語句とのマッチング、テキストのカスタマイズ、最終ページURLの拡張が連動するため、移行後に成果が動いても原因を一つに絞りにくくなります。
この記事では、対象と時期の切り分け、移行前の設定保存、制御項目の照合、2週間の比較という順で、担当者が確認できる実務フローを解説します。すべてを一度にオンにする前に、変化を追える状態を作ることが目的です。
株式会社ラクボは、広告運用とAI自動化を別々に扱わず、計測、承認、改善までを一つの業務として設計しています。媒体の推奨設定を使いながら、事業側が判断できる記録を残す方法をお届けします。
自動アップグレードの対象と時期を切り分ける

最初に、通知が出たキャンペーン名、現在使っている機能、予定される変更日を一覧にします。Googleの2026年6月更新の公式案内では、動的検索広告の移行開始は2027年2月へ延期される一方、自動作成アセットとキャンペーン単位のブロードマッチ設定は2026年9月からアップグレードが続くと説明されています。
つまり『検索広告がすべて同じ日にAI Maxへ移る』わけではありません。管理画面の通知、キャンペーン設定、広告グループの種類を突き合わせ、対象外、通知待ち、移行予定、移行済みの四状態で管理します。憶測で期日を決めず、アカウントに表示された情報を優先します。
移行予定のキャンペーンは、予算、入札戦略、コンバージョン目標、対象地域を一枚にまとめます。日次の変更履歴も保存しておくと、移行後の数値変化がAI Maxによるものか、同時期の予算変更によるものかを分けて確認できます。
検索語句・テキスト・最終URLの設定を記録する

次に、AI Maxの三つの中心機能を別々に記録します。検索語句とのマッチングは届く検索意図の範囲、テキストのカスタマイズは表示される見出しや説明、最終ページURLの拡張は誘導先に影響します。オン・オフだけでなく、どの広告グループに適用されるかを残します。
Google広告ヘルプでは、AI Maxを無効にすると既存のURL除外や登録ルールが無視される場合があると案内されています。移行前の画面を保存する際は、キャンペーン全体だけでなく、広告グループ単位の検索語句設定とアセット最適化も確認します。
記録はスクリーンショットだけで終わらせず、確認日、担当者、設定値、意図を表にします。たとえば最終URL拡張を許可する場合も、『価格ページは可、採用・規約・完了ページは除外』のように、事業上の理由を添えると後から判断を再現できます。
ブランド・地域・URL除外を移行前後で照合する

自動化が広げる範囲ほど、ブランドと誘導先の制御を具体的にします。広告を表示したくない他社名、対象外の地域、広告文で使えない表現、送客してはいけないURLを確認し、移行前後で差分を取ります。URL除外はページ追加で漏れやすいため、サイトマップと照合します。
特に、問い合わせ完了、会員限定、古いキャンペーン、採用情報など、検索結果には存在しても広告の着地先に向かないページを点検します。地域サービスでは、配信地域だけでなく広告文やランディングページの地域表記が一致しているかも見ます。
設定変更を複数人で行う場合は、変更案、実施者、承認者、戻す条件を一行で残します。既存のAIレポート自動作成の品質管理と同じく、数字を集める工程と判断する工程を分けると、媒体の提案をそのまま適用する事故を防げます。
2週間の比較で検索語句とCV品質を確認する

移行後は前週比だけで判断せず、曜日をそろえた2週間程度の比較を行います。表示回数やコンバージョン数に加え、新しく増えた検索語句、意図しないブランド語、誘導先URL、生成された広告文、問い合わせ後の有効商談率を確認します。
件数が増えても、対象外地域や情報収集だけの問い合わせが増えれば事業成果は改善していません。検索語句とCRM上の結果を週1回ひもづけ、除外追加、URL制御、広告文修正の順で小さく調整します。変化が大きい場合は、同時に複数機能を触らず、原因を追える単位で戻します。
AI Max移行と計測を自社だけで整理しにくい場合は、ラクボのAI顧問・業務自動化支援で、設定棚卸しから判断ルールまで設計できます。対象キャンペーンの確認順を整理したい方は、AI広告運用の相談窓口をご利用ください。
